【心のお片付け】ミニマリストになる前にやるべきこととは?

その他

はじめに

ミニマリストが2015年ごろから流行し、持ち物の量を減らすことがブームになってきています。

多くのミニマリスト情報配信者やお片付けアドバイザーの方は、物の適量を見直すべきだと主張しています。そして、持ち物を適量にまで減らすことで、本来の自分を発見し、新たな一歩を踏み出すことができると言っています。

しかし、果たして持ち物の量を見直すだけで充分なのでしょうか?私は、自分の心の中に湧き上がってくる感情にも適量があり、その適量を自分で判断し、コントロールしていくべきだと考えます。

私の体験談

私もミニマリストに憧れて、持ち物の量を減らしたり、買い物で物質的な物を買わないように心がけるようにし、部屋の片付けも必死に取り組んでみました。

しかし、ミニマリスト(?)になっただけでは、心の底から満たされている感覚は感じられませんでした。

物の量を減らしたすぐ後に、私はうつ状態になり精神科に行くことになりました。診察の結果、投薬治療をすることになりました。それを機に心の悩みを相談するためにカウンセリングを受けることになったのです。

カウンセリングを受けていく過程で、自分が何に悩み、どんな感情にさいなまれ、何をどう解決したいのかを丁寧に整理していきました。

その結果、少ない持ち物でも心の底から満たされている感覚を手に入れ、持ち物の適量の見極めも、ライフスタイルの最適化も以前より上手にできるようになりました。

伝えたいこと

一部の人の間では、ミニマリストになることが美徳であるといった価値観が広まっています。

人によっては、持ち物の量を減らすことが正義であるかのように語る人もいます。

環境保全や節約などの観点から考えてみると、持ち物の適量を把握し、必要最低限の物で生活するのはとても合理的な解決策だと言えます。

しかし、私は、持ち物のミニマル化・買い物のミニマル化よりも先に、自分の中にある嫉妬、妬み、恨み、劣等感、自己嫌悪、見栄などの悪感情のミニマル化が先です。

こうした感情を取り除き、自分の本心から湧き出てくる喜怒哀楽としっかり向き合うことで、自分にとっての持ち物の要・不要の判断基準がしっかりとできあがり、不思議と持ち物の適量が判断できるようになります。

加えて、少ない物の量でも心の底から満たされている感覚を感じることができるようになるのです。

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