カウンセリングを受ける前に実施すべきこと

その他

はじめに

世の中にはあなたの悩みの解決を応援してくれる有能なカウンセラーがたくさんいます。しかし、カウンセラーがあなたに何かをしてくれるわけではありません。悩みの解決のヒントはくれるかもしれませんが、最終的に悩みや問題を解決するのはあなた自身です。

カウンセリングに行くと、受けた直後から心が晴れやかになることを想像する人がいると思います。かつての私もそうでした。しかし、「もやもやを晴らしたい」以外の場合は、受けた直後からすぐさま心が晴れることはありません。たいていの場合、自分が向き合うべき悩みの実態を客観視できただけで終わります。カウンセリングで実際に悩みを解決しやすくするために、どのような準備をしてカウンセリングを受けたらいいのか説明します。

実施すべきこと

カウンセリングで実際に悩みを解決しやすくするために、 カウンセリングを受ける前に実施すべきことは、悩みの内容をまとめることです。まとめ方は、下記の3点を守っていることが重要です。

  • 事実と感情を区別して説明できるようにする。
  • その問題があると、精神的にどのような悪影響があるのかを説明できるようにする。
  • どのような状態になりたいのかを説明する。

悩みのまとめ方の例

① 事実と感情を区別して説明 する。

  事実と感情を区別した説明の例は、下記のとおりです。

  「【事実】仕事でミスを繰り返してしまいます。

   【感情】焦りがあります。」

➁ その問題が精神的にどのような悪影響を与えているのか説明する。

  例えば、下記のように説明することができます。

  「緊張感と焦りが増すことで、余計ミスをしやすくなってしまいます。前向きに仕事に取り組めません。」

  上記のような書き方だと、今抱いている感情が、私生活に悪影響を与えていることがよくわかります。

③ どのような状態になりたいのかを説明する。

  例えば、下記のように説明することができます。

 「穏やかな気持ちで仕事に取組み、ミスを減らしたい」

 「ミスをしたときに、冷静に対処できるようにしたい」

  「ミスを反省しつつ、引きずらないようにして、前向きな気持ちで仕事したい」

まとめ

カウンセリングを受ける前に、ここまでに説明してきた通り、話をまとめておく必要があります。

  • 事実と感情を区別して説明できるようにする。
  • その問題があると、精神的にどのような悪影響があるのか説明する。
  • その問題があると、精神的にどのような悪影響があるのかを説明できるようにする。どのような状態になりたいのかを説明する。
  • なぜ、事実と感情を区別して悩みをまとめておく必要があるのでしょうか?それは、自分の事情を知らないカウンセラーにより正確に状況を理解してもらうためです。それ以外にも、あらかじめ事実と感情を区別して説明できるようにしておくことで、自分が解決できる問題を特定しやすくなるからです。

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