きっかけ
もともと、タイ古式マッサージはよく受けていました。タイ古式マッサージには、ワット・ポー式とチェンマイ式があるそうです。私が今回体験で習ったのは、チェンマイ式です。チェンマイ式は、ワット・ポー式に比べて、指圧が少なく、ストレッチする体制が多い印象です。純粋に、受けているときに気持ちがいいと思ったので、セルフで家でやれないかと思い、習い始めました。体験レッスンなので、タイ政府の資格取得を目指すコースではありませんが。
受けてみた感想
講師は、体の動かし方だけを教えてくれると思っていたのですが、タイ古式マッサージのルーツや歴史も教えてくれてびっくりしました。タイ古式マッサージは、古代のインドの医学にルーツがあるそうです。「二人でするヨガ」ともいわれ、施術を受ける人も施術をする人も健康的に運動ができるそうです。また、マッサージを受けている人、施術している人の体勢も美しいことから、芸術としての側面もあるようです。
タイ古式マッサージをする前には、タイ古式マッサージの創始者に感謝のお祈りをするそうです。受けていた時はあまり気づきませんでしたが、習ってみたことで気づけて良かったです。
タイ古式マッサージを受けるときに、着替えを用意してくれる店があるのですが、いつも丁寧だなーーとしか思っていませんでした。習ってみて、理由がわかったのですが、施術者と施術を受ける人ともに、お互いの汚い服を触らせないためだそうです。着替えを持っていくのを忘れてしまったのですが、相手のことを思いやって清潔な服を着るのは基本的な礼儀だと教えてもらい、恥ずかしくなりました。
マッサージを実施してみると、最初の太ももの上の施術中の姿勢が難しくて泣きそうになりました。両腕に垂直に体重をかけないといけないのですが、なかなかまっすぐ体重がかけられず、苦しかったです。あおむけの状態の両足の施術を学びましたが、筋肉や骨の位置をよく理解していないと上手に施術できないなと、改めて感じました。
まとめ
タイ古式マッサージはタイ政府が認定した、世界無形文化遺産にも登録されたマッサージなだけあって、歴史が深いです。相手に対する気遣いがものすごく大切だと分かりました。相手の体の動きや感覚に気づけるように、感覚を研ぎ澄まさないといけないことがよくわかりました。