カウンセリングに通っていて、カウンセリングの後にすっきりしないと感じたことがあるあなたに、カウンセリングに満足しなくなったときにどうしたらいいかを3つのステップでお伝えしていきます。
1. あなたがカウンセリングに通う目的を見直す
カウンセリングに何となく通い、話を聞いてもらうことですっきりしている人は多いでしょう。しかし、何となく話をするだけだとカウンセリングを受ける前と後の変化は小さいです。カウンセリングを受けはじめて少し元気が出てきたタイミングで、目的を見直すことをおすすめしています。カウンセリングを受けることで、どのような状態からどのような状態へ変化したいのかを意識してみましょう。そうすると、カウンセリングで話題が自然と出てきます。なりたい状態になるために、今どのような課題を抱えているかが明確になるからです。
2. カウンセラーにあなたの目的を話してみる
自らがカウンセリングに通う目的、なりたい理想の状態を明確化できたら、その理想の状態になりたいということをカウンセラーに話してみましょう。カウンセラーは、クライアントのなりたい状態に合わせて質問を投げかけたり、アドバイスを差し出したりします。
私の場合だと、「抑圧した感情を解放して、感情表現を豊かにしたい」と思ってカウンセリングに通っています。カウンセラーとは、前回のカウンセリングから今回のカウンセリングの間で、何を実践し、何を感じたかを話すようにしています。感情を解放するために、どんな活動をしたらいいか教えてくれたりもします。
3. 目的に沿った話題を出してみる
カウンセリングに通う目的がはっきりしたら、自分の考えたこと・感じたことを話してみましょう。自分にとって大きなエピソードでなくても大丈夫です。学校のこと、仕事のこと、趣味のこと、なんでも話してみると、あなたの考え方の特徴や価値基準が明確になってきます。その際に、今の自分が理想の状態に近づくためには何ができるかをカウンセラーに聞いてみてもいいでしょう。
4. まとめ
カウンセリングに満足しないとき、まずはあなた自身がカウンセリングに行く目的を見直しましょう。今がどのような状態で、どうなりたいのかを明確にしましょう。そしてその目的をカウンセラーに話しましょう。
カウンセラーが専門としている分野によっては、その目的を達成することには向いていないかもしれません。例えば、パートナーシップの悩みを解消したいのに、キャリアを専門とするカウンセラーに相談するのは、悩みの解消にとって遠回りでしょう。そういった場合は、相談するカウンセラーを変えるべきです。
ですが、カウンセリングで不満が解消されない場合、大体の場合はカウンセリングに通う目的をカウンセラーと共有できていないことが多いです。ただ話を聞いてほしいだけではなく、何かしら理想の状態に向けて変化したい場合は、勇気を出してそのことをカウンセラーに伝えましょう。そして、その状態になるためにどこを改善したらいいか、カウンセリングを通じて自ら考えるようにしましょう。カウンセラーに引き出してもらうのを待つのではなく、自分の問題の解決策をカウンセラーと話しながら自分で考えられるようになりましょう。