カウンセリングの後に実施するべきこと

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カウンセリングでたくさん話してスッキリした!でも、数日後には何を話したかさっぱり覚えていない。そんな経験をしたことがある人はいませんか?カウンセリングで、自分にとって有益な学びを得ても、アウトプットとして残しておかなければ、せっかくの学びをものにできません。この記事では、そんな問題を解消したいあなたのために、カウンセリングの後に実施すべきことをお伝えします。

カウンセリングの後のアウトプットはなぜ大事か?

あなたは、カウンセリングの数日後、カウンセラーと何を話したか覚えていますか?そもそも、あなたがカウンセリングを受ける目的とは、どんなものでしょうか?多くの人は、ただ話を聞いてほしいだけではなく、何かしらの心の問題を解消したくてカウンセリングを受けていることだと思います。

問題を解決するためには、問題の根本原因を明確にし、適切に対処するための行動をすることが必要です。カウンセリングを受けて、カウンセラーに客観的に自分の状態を見てもらうことで、問題の根本原因が明らかになります。そうすると、それに伴い、問題に対する対処法もわかってきます。しかし、カウンセリングを受けた後に何も行動に移さなければ、状況は変わりません。問題を解決するには、カウンセリングでカウンセラーと一緒に考えたことを、あらかじめ整理しておく必要があります。

では、どのようにカウンセリングで話したことをまとめるべきか。次の段落で説明していきます。

カウンセリングの後のアウトプットの方法

カウンセリングで話したことのアウトプットをするためのノートを一冊用意する必要があります。パソコンで管理したい人は、Wordのファイルなどでも大丈夫です。カウンセラーと話した内容の一字一句をすべて書いておく必要はありませんが、具体的には、下記の4つのことを書いておくといいです。

  • 本日相談した悩みの要点
  • 悩みに対するカウンセラーが言ったこと
  • カウンセラーから言われたことに対する気づき
  • TODO

一つ目のカウンセリングで相談した悩みの要点は、実際には、カウンセリングの前までにまとめておくべきです。これについては私のブログの「カウンセリングの前に実施すること」という記事で紹介しています。とはいえ、カウンセリングで話しているときに、事前にまとめていた要点とはまた別の要点が出てくることもあるので、その場合は、事後的に記録しておきましょう。

二つ目・三つ目は、カウンセラーの目を通じてあなた自身を客観視するために必要な情報です。一人で考え込んでいた時に気づけなかった問題の側面を知る手掛かりとなる情報なので必ず記録しておきましょう。こういった、他者の視点からの情報は、自分自身の性格や思考の特徴を知る手掛かりになったりもします。こういった自分自身の特徴を説明するための情報を持っておくと、心の問題を解消する際に役に立ちます。例えば、あなたがネガティブな出来事を必要以上に過大に解釈してしまう癖があるとするならば、その癖を知っておくだけで、ある問題に対して事実とはかけ離れた解釈をしてしまっているかもと気づくことができます。

四つ目のTODOは自分の今後の行動を明確化するために必ず書くべきです。カウンセリングでよい気づきがあったとしても、行動に起こさなければ状況は変化しません。カウンセリングでの新たな気づきから、どのような行動に移すかを明確にしておかなければ、行動できないものです。

まとめ

カウンセリングを受けて、問題の根本原因と対処法が明確になったからには、カウンセリングの内容を記録し、自分の今の状況を改善するための行動に移すべきです。そのためには、カウンセリングでカウンセラーと一緒に考えたことを、書き出してまとめておくといいです。

カウンセリングの内容を上記の通りまとめておくべき理由は、カウンセリングで得た学びを自分の身に定着させる以外にもあります。後から、記載された内容を見たとき、自分の成長の軌跡がわかるからです。これを見ることは、自分にとって自信となります。何を考え、どのような葛藤を乗り越え、どのような行動を心掛けているかというあなたの経験を後から振り返ることができるようにしておくことは、別の問題を解決するときの手掛かりになる場合もあり、その経験そのものがあなたにとっての大切な財産となります。ですから、しっかりと記録しておくべきなのです。

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