カウンセリングで話題がないときの対処法

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カウンセリング当日に、カウンセラーから「今日は何か話したいことはありますか?」と聞かれて答えに困ったことはありませんか?カウンセリングに行くと、カウンセラーが話題を提供してくれて、上手に言いたいことを引き出してくれるだろうと思ったままカウンセリングに通っていませんか?

あなたと日頃の生活を共にしていないカウンセラーは、当然ながら、話題を提供してくれるわけではありません。カウンセラーは、話を聞くことが主たる仕事なので、あなたから話題が出てくるのを待っています。でも、いきなり話題を求められても出てこないときもありますよね。そんな時でも、カウンセリングの効果を得られるような話題の出し方をお伝えします。

カウンセリングで話題がなくなる原因

そもそも、カウンセリング当日に「今日は話したいことはありますか?」と聞かれて、話題に困ってしまう原因は何でしょうか?それは、あなたが日頃、自分自身の状態を客観的に見ていないことが原因です。どんな出来事があって、それに対して、自分の心がどう反応したかということは、できれば記録しておくべきです。こうすることで、あなた自身の価値基準を客観的に把握し、幸せになるための選択をしやすくするためです。あなたの価値基準の情報をもとに、何をすれば自分が喜ぶのかを、カウンセリングでカウンセラーと一緒に考えることもできます。だから、客観的に自分の状態を把握することが大切なのです。

カウンセリングで瞬時に話題を作る方法

とはいえ、カウンセリング当日まで時間的にも精神的にも余裕がなく、何も考えずに当日を迎えてしまうこともあるかもしれません。そんなときの対処法をお伝えします。その対処法とは、頭に思い浮かんだ感情をカウンセラーに伝えることです。感情にもいろいろあります。「幸福感」「緊張感」「不安」「恐怖」「後悔」「高揚感」「劣等感」など、その時感じている感情をカウンセラーに伝えましょう。

直感的に思い浮かんだ感情がどんな感情かを言葉にして伝えたあと、その感情が沸き起こる原因となる出来事を思い返してみてください。すぐには思い浮かばなくても大丈夫です。その場合は、具体的な出来事が浮かばない旨をカウンセラーに伝えましょう。そうすると、カウンセラー側から質問してくれることが多いです。それに、自分の感情を説明しようとすると、自然と自分の身の回りで起こった出来事を振り返るきっかけとなります。

このように、話題となる出来事自体はすぐには思い浮かばなくても、あなたの心の中には何かしらの感情があるはずです。その感情をアウトプットすることが癒しにつながります。感情を言語化し、その感情にまつわる出来事についてカウンセラーに説明することで、あなたが何に対し、どのように感じるのかを知ってもらうきっかけになります。この情報は、あなたが出来事に対してどうとらえるかを探るヒントにもなります。このようにして、話題が思い浮かばないときも、ちゃんと効果的にカウンセリングを受けることができるのです。

まとめ

カウンセリング当日、カウンセラーの前で話題が思い浮かばないとき、まずは頭に浮かんだ感情を伝えましょう。そうすることで、その感情にまつわる出来事を思い出すきっかけになります。こうして話題を作ると、あなたの考え方の特徴や価値基準をカウンセラーに知ってもらうことになり、今後のカウンセリングをより効果的に受けることができます。

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