インナーチャイルドセラピーを受けたきっかけ
インナーチャイルドセラピーを受けました。受けたきっかけは、自分のなかにいるインナーチャイルドが悲しんでいたり、不安を感じていたり、どこか緊張しているのではないかと思っていたからです。
受ける前の私は、自己嫌悪が強く、劣等感にさいなまれやすく、卑屈でいることが多かったです。こういった自分を変えたいと思い受けようと思いました。
セラピーの流れ
セラピストの誘導に基づいて、質問に答えていく流れで、セラピーが進みました。体勢は、ソファーに座った状態でリラックスし、目を閉じて実施しました。こうすることで、潜在意識の中の自分に近づくためです。
私が今回解決したいと決めた問題は、「自己嫌悪・自己否定をなくす」ということでした。自分の夢がはっきりせず、何をやってもダメで、将来に希望が持てない自分でしたが、今を前向きに生きれるようになりたいと定義しました。
次に、この感情を抱えているとき、身体にはどんな感覚があるか説明してほしいといわれ、「背中から首にかけて思いどんよりとしたなにかを感じる」と答えました。色はくすんだセピア色、比較的重い靄のようなものが自分の背中あたりにあるような感覚だったので、それを伝えました。セラピーを受けることで、背中のこの感覚は消えてなくなりました。
次に、少しずつ過去の自分の出来事を思い出すように言われました。少しずつ、段階を踏んで、過去に迫っていきました。私は、20歳、17歳、12歳の自分を思い出し、最終的には12歳の自分と大人(現在)の自分で対話をしました。12歳の自分は、最初は緊張感と不安感を感じ無言で私のところに来てくれました。学力や学校での評価におびえており、本来の自分に自信を持てないようでした。学校や親からの評価で一喜一憂し、本来の自分の存在価値に自信を持てない彼女(12歳の自分)へ「つらかったよね、完璧じゃなくていいんだよ」と言葉をかけ、夢を叶えたいけど叶えられない、そもそも夢がわからないことに対して「今たのしいと思う感覚を大切にするといいよ」と伝えてました。最後に手をつなぎ、抱きしめあい、「また来るよ」と伝えて帰りました。
現在の自分に戻った後、「この子(インナーチャイルド)を守るために生命を全うしなきゃ」という強い気持ちが出てきました。背中に合った、重いもやっとした物体も消えてなくなり、希望の光を流す(イメージワーク)と全身に温かい血流が流れるような感覚を感じることができました。
セラピーを受けた感想
インナーチャイルドセラピーはリラックスした状態で進む、潜在意識の中のインナーチャイルドとの対話をイメージするものです。イメージワークの前と後で目立った大きな変化があるものではなく、何となくの身体の感覚の変化を体感するものです。受けた前と後で、少し身体の重みが軽くなるような感覚でした。イメージワークに対して、疑いを持つことをせず、素直に信じてセラピストの言うことを実践することが、効果を最大化させるそうです。私は信じて実践したので、これ以降、自己嫌悪、自己否定、劣等感にさいなまれたとしても上手に気持ちを切り替えることができるようになりました。(マイナスの感情が消えてなくなったわけではない)