『嫌われる勇気』を読みました。
本文の中で私が気に入った部分を
ピックアップして感想を述べます。
①大切なのは何が与えられているかではなく、
与えられたものをどう使うか
これは本当にその通りだと思います。
私も不得意なことも多く、
本書で言う「劣等コンプレックス」も多いけど、
持っている特性をどう生かして生きていくのか、
今もまだ模索中です。
内気な性格は変えられなかったけれど、
後天的に身につけたコミュニケーションと知識で、
人間関係をよりよいものにする努力はしています。
②ライフスタイルは選び続けることも
選び直すこともできる。
過去に辛い出来事があったとしても、
その出来事を理由に不幸であるというのは間違い。
今が幸せか、不幸かを決めることができるのは
今の自分だという考えですね。
この考えを自分の心に落とし込むのには
少し時間がかかりました。
何なら今でも受け入れられないと思うこともあります。
だって、トラウマのせいで勇気が必要な場面も
あるんだもん。
だけど、この表現は言い方を変えれば、
嫌なことはあったかもしれないけど、
今この瞬間から幸せを選んでいいんだよと
いう風にも聞こえる。
そうすれば少し受け入れやすくなる考え方だと
思います。
③他者の期待を満たすように生きること、
そして自分の人生を他人任せに生きることは
自分にも周囲にも嘘をつく生き方である。
他社の期待に応えてばかりで、
自分の本当の気持ちに嘘をつくというのは
聞いたことがありました。
でも、これが結果として他者へも
嘘をついているというのは初めて考えました。
できないことをできるというのは
確かに嘘ですね。
親の期待に応えて生きていても
それは決してありのままの自分ではない。
偽りの自分を親の前で演じているってことだしね。
だったら嘘つかず堂々と生きていいってことだろうけど
それは正直難しいとも感じます。頑張ろう(T-T)
④人生は過去から未来をつなぐ「線」ではなく
今という「点」の連続であり、
私たちは皆、今を生きている。
過去があるから今があるという考えを明確に否定し、
今の連続を生きているということ。
本文中には、今この瞬間をダンスするかのように
必死に生きているという表現がされていました。
過去が今や未来を決めているのではないということですね。
計画通りの人生を生きるということを否定し、
今(当時)できることに必死に専念した結果が
今であるということ。
私も言われてみれば、
その時やれることを必死にやって生きてきた。
勉強したり、挑戦したりしながらね。
実になったものもあれば
実にならなかったものもあるけれど、
それは計画通りの人生のためではなく、
今できることを必死にやったと思うことで
過去を肯定的に見ることができる。
この考えはとても気に入りました。
以上、私が気に入った
『嫌われる勇気』のなかの4つの考え方でした。